馬場さん

2002.07.14 井の頭公園
なんとも可愛らしい!
2~3歳でも女の子は立派な「女性」であり、一人前に扱われてのカシャカシャカシャに、
戸惑い、照れて、嬉しくて、思わずお母さんを見上げた瞬間の1カット。
「嬉しい! 何だかいい気持ち」とか「これ何なの?」とか「ママ、助けて縲怐vとか、色々な気持ちが交錯しているのかしら。
さて、技の話。初対面の子どもの撮影において、この表情にたどり着くまで30分かかることもあるが、この日は瞬時だったと記憶している。
つまりはファーストコンタクトである。
まず、ご両親に簡単に挨拶を済ませたら、すぐにしゃがんで子どもの目線まで下がる。
ここからは、もう彼女から目を離さないで話しかけ続ける。
「こんにちわ」「今日何しに来たの?」「あ、そう写真、誰に撮ってもらうの?」「このカメラ大きいでしょ、きれいに撮れるんだよ」などなど。
会話の内容よりも、途切れさせないことが大事。グッとつかんで離さない、という心構えで臨む。
このファースト・コンタクトでは、こどもは照れたり、お母さんの後ろに隠れたりと撮りにくいのは確かなのだが、
動きや表情に変化が出やすく、こういった撮影現場やカメラへの好奇心も出てきているのでチャンスともいえる。
少なくとも、「飽き」がきてしまってからでは、その何倍も苦労することになるので、
カメラマンとしては、ご家族が向こうからやってくるのを見つけたら、
深呼吸のひとつもして、集中を最高に高めて、カメラのレンズなんかも決め、シャッターボタンに指をのせてから、
「はじめまして」「こんにちわ」となるわけである。